共通鍵暗号方式、公開鍵暗号化方式、両方のメリットを掛け合わせた通信方法
共通鍵暗号方式の欠点「第三者が鍵を使って復号できてしまう」を
補うように公開鍵暗号化方式というシステムが生まれました。
ですがこちらは速度が遅い、送信者と受信者を変更する時はまた鍵を作り直さないといけない
などといったデメリットがございます。
ここで両方のいいとこどりをする「ハイブリット暗号方式」が登場します。
簡単に説明すると「共通鍵」そのものを「公開鍵」で暗号化して送る通信になります。
ハイブリット暗号方式
①受信側が秘密鍵と公開鍵を作成し、送信側がその公開鍵を取得(図の黄色い鍵=秘密鍵 黒=公開鍵)
②送信側は共通鍵を作成し、送信したい文章を暗号化する。暗号化に使った共通鍵を公開鍵で暗号化。
③暗号化された文書と暗号化された共通鍵を送信。
④受信側は①で作成した秘密鍵で共通鍵を復号。共通鍵で受信した文書を復号。
共通鍵を公開鍵暗号で受渡しするシステムの完成です。
おしまい!